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トップメッセージ

代表取締役社長

「手芸を通じて癒しの心を届けます」

1961年の設立当時、手芸(裁ほうや編み物)は生活に欠かせない技能でしたが、いまの大量消費社会では必ずしも必要なことではありません。
また、余暇活動の多様化と少子高齢化により、手芸文化そのものは縮小傾向にあります。
経営環境が大きく変化する中、永きに亘り当社が維持・発展できているのは、ひとえにご愛顧いただいております全国のお客さま、そしてお取引先様に支え続けていただいていることと、深く感謝申し上げます。

さて、当社は手芸用品の販売を手掛ける小売業ですが、業界的にはホビー(趣味)という分野に当てはまります。
衣・食・住と違い、ホビーは生きていくために必要とされませんが、されどホビーです。

東日本大震災のとき、気を紛らわすために手芸をやりたいという方が増えました。
また、避難なされている方同士のコミュニケーションのためにワークショップをやってほしいという要望も多くあり、地域のスタッフたちで対応し、多くの笑顔を頂戴いたしました。
記憶に新しいところでは、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くのお客さまにご利用いただきました。これもなかなか外出できないところでの、「癒し」として手芸を求められていたのだと思います。

不安な時代だからこそ、人の心を癒す手芸を多くの方に伝え、豊かな社会形成の一助になりたい。
それが私たちの願いであり、存在理由であると考えています。
私たちはこれからもワークショップや教室等で手芸の楽しさを広め、手づくりの心を皆さまのもとにお届けします。

代表取締役社長 筒井 和宏